コンサルティング業界への転職を考えるとき、どのエージェントを使うかを検索エンジンではなく生成AIに直接たずねる人が増えています。では、ChatGPTやGeminiをはじめとする生成AIは、「コンサル転職」について聞かれたとき、実際にどの会社の名前を挙げているのでしょうか。
AI検索最適化(LLMO/AIO/GEO/AEO)支援サービス「AI検索パートナーズ」(TechSuite株式会社)では、主要7つの生成AI(ChatGPT・Gemini・Perplexity・Microsoft Copilot・Claude・Google AI Overviews・Google AI Mode)に対し、コンサル転職に関して実際に検索される質問を投げかけ、AIの回答154件を実測しました。本記事では、その集計から見えてきた業界全体の傾向を紹介します。なお本記事は各AIが生成した回答の記録に基づく集計であり、特定企業・サービスの推奨や品質の保証を目的とするものではありません。
この実測調査からわかったことは、次のとおりです。
- AIの回答には「コンサル転職エージェント」と「コンサルファーム」の2種類が混在して登場する。
- 上位が特定少数に集中せず、調査した業界の中で最も分散していた(上位5社で全言及の約45%)。
- 質問の種類によって、登場するのがエージェント名かファーム名かが切り替わる。
- AIが根拠とする情報源は約88%が第三者メディアで、公式サイトは約11%と他業界より高め。
調査の概要(対象AI・質問・集計方法)
本調査は、コンサル転職に関して実際に検索されるような質問を主要7つの生成AIに投げかけ、AIが生成した回答を記録・集計したものです。集計対象や時点は次のとおりです。数値はいずれも2026年9月時点のものであり、AIの回答は時点やモデル更新によって変動します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査主体 | AI検索パートナーズ(TechSuite株式会社) |
| 対象AI | ChatGPT/Gemini/Perplexity/Microsoft Copilot/Claude/Google AI Overviews/Google AI Mode(主要7種) |
| 対象テーマ | コンサルティング業界への転職に関して実際に検索される質問 |
| 集計対象 | 各AIが生成した回答 154件(22クエリ) |
| 調査時点 | 2026年9月 |
| 集計単位 | コンサル転職エージェントとコンサルファームを区別して集計 |
| 位置づけ | AIが生成した回答の記録に基づく集計(特定企業・サービスの推奨・品質保証ではありません) |
AIの回答には、エージェントとファームが混在していた
まず目を引いたのが、この業界特有の構造です。AIの回答には「転職を支援するエージェント」と「転職先となるコンサルファーム」の2種類が混在して登場します。そのため本調査では、両者を分けて集計しました。
「どこを使うか」と「どこを目指すか」が同じ回答に並ぶということは、エージェント側にとってはファーム名に埋もれずに挙がる必要があり、ファーム側にとっては転職先候補として認識される必要がある、ということです。両面での可視性が問われます。
上位が最も分散している業界だった
もう一つの特徴が、集中度の低さです。全体では22社が登場し、上位5社で全言及の約45%。これまで調査してきた業界の中で、最も分散した構造でした。
他業界では上位が集中しており(M&A約48%、証券約87%)、コンサル転職には突出した1社が存在しません。複数の会社が横並びで挙がるため、AI上で存在感を高める余地が他業界より残されています。各社の具体的な登場率や順位は、記事末尾の詳細版レポートにまとめています。
「何を聞くか」で、出てくる種類が切り替わる
興味深いのは、質問の種類によって上位の顔ぶれが変わるだけでなく、エージェントが出るかファームが出るかという質の違いまで現れる点です。
「コンサルは激務か」「未経験でも転職できるか」といった実態・可否の質問では、ファーム名が挙がります。一方、「おすすめのエージェント」「エージェント比較」「領域別」の質問では、エージェント名が中心になります。キャリア判断(ポストコンサル・年収)の質問では、いずれの固有名もあまり登場しませんでした。狙う質問群によって、打ち手が変わるということです。
AIごとに、「何社挙げるか」の差が大きい
固有名を挙げる姿勢の差も、この業界では際立ちました。90.9%の回答で会社名を挙げるAIがある一方、31.8%にとどまるAIもあります。1回答あたりの平均社数も0.86社から5.09社まで開きがあり、エージェントとファームを大量に列挙するAIと、絞って提示するAIに分かれます。
AIは何を根拠にしているのか
AIが根拠として引用していた情報源は約88%が第三者メディアでしたが、公式サイトが約11%と、他業界より高めでした。
上位に並んでいたのは、エージェント各社が運営するメディアや公式サイト、コンサル転職の解説メディア、動画プラットフォームです。エージェント自身の運営メディアがAIの根拠として大きな役割を果たしており、オウンドメディアでの発信がAI可視性に直結しやすい領域といえます。
まとめ:AI上の可視性は、これからの情報発信の前提になる
今回の実測からは、(1)AIの回答にはエージェントとファームが混在すること、(2)上位が最も分散しており参入余地が大きいこと、(3)質問の性質で登場する種類が切り替わること、(4)AIの根拠はエージェントの運営メディア・公式が中心であること、が見えてきました。
コンサル転職の入り口がAIに移りつつある今、自社がAI上でどう扱われているかを把握することは、これからの情報発信の出発点になります。
詳細版レポート(無料ダウンロード)
本記事で触れた内容の詳細版として、以下を収録したレポートを配布しています。
- エージェント別・ファーム別のAI登場率ランキング(全社)
- 質問タイプ別の上位企業
- 主要7AIごとの比較(どのAIがどの会社を挙げるか)
- 引用元ドメインのランキング
本調査に関する注記
- 本記事は各AIが生成した回答の記録に基づく集計であり、特定企業の推奨や品質の保証ではありません。
- AIの回答は時点やモデル更新により変動します。本記事の数値・傾向は2026年9月時点のものです。
- 各社の具体的な登場率・順位・引用元ドメインなどの詳細は、詳細版レポートに収録しています。

