JSON-LDの注意点10選|構造化データのエラーを防ぐ実装チェックリスト

JSON-LDの注意点10選|構造化データのエラーを防ぐ実装チェックリスト

JSON-LDの実装で最も注意すべき点は、JSON構文のミスと必須プロパティの欠落、そしてページに実在しない情報をマークアップしてしまうことです。これらはSearch Consoleのエラーや警告、最悪の場合はガイドライン違反による手動対策につながります。本記事ではJSON-LDの注意点を10個の観点に整理し、実装前・実装中・公開後に使えるチェックリストとあわせて解説します。2023年8月のFAQ/HowTo仕様変更やAI Overviewsなど生成AI検索での引用を意識した最新の設計指針もあわせて紹介します。

この記事でわかること
  • エラーと警告の違いが明確になる

必須プロパティの欠落はエラー、推奨プロパティの欠落は警告として区別し、優先して直すべき箇所がわかります。

  • ページ内容と一致させる原則がわかる

表示されていない情報をマークアップするとガイドライン違反になりうるため、実態と一致させる基準を確認できます。

  • 実装前後の検証チェックリストがわかる

リッチリザルトテストやSchema Markup Validator、Search Consoleをどの段階で使うべきか整理できます。

目次

JSON-LDの注意点は結局何が重要なのか?

JSON-LDの注意点は結局何が重要なのか?

JSON-LDの注意点は、大きく整理すると「構文」「必須プロパティ」「実態との一致」「検証」「最新仕様への追随」という5つの系統に集約できます。この記事ではこれらを10個の具体的な注意点に分解し、実装前・実装中・公開後で使えるチェックリストとして提示します。

10個の注意点にはどんなものがある?

本記事で扱う10個の注意点は、JSON構文のミス、必須プロパティと推奨プロパティの取り違え、@typeの選び方、表示内容との不一致、過剰設定によるスパム判定リスク、画像やURLの形式要件、記述場所とレンダリング、コードの肥大化、最新のGoogle仕様変更への対応、そしてAI検索での引用を意識した設計です。これらを実装前後のタイミングごとに確認することで、公開後の手戻りを大きく減らせます。まずは全体像をチェックリストで確認しておきましょう。

10個の注意点の全体像です。実装前後で該当する項目を確認してください。

  • JSON構文のカンマ・波括弧・クォートを確認したか
  • 必須プロパティと推奨プロパティを区別しているか
  • @typeは可能な限り具体的なサブタイプを選んでいるか
  • ページに表示されている内容だけをマークアップしているか
  • 実態と異なる評価や過剰な設定をしていないか
  • 画像サイズやURLの形式要件を満たしているか
  • scriptタグの配置とレンダリングを確認したか
  • コードの肥大化と保守性を意識しているか
  • FAQ/HowToの最新仕様を理解しているか
  • AI検索での引用を意識した情報を明示しているか

そもそもリッチリザルトは保証されない?

構造化データを正しく実装しても、リッチリザルトの表示自体は保証されません。JSON-LDはあくまで検索エンジンやAIにページの意味を伝えるための補助情報であり、表示形式の決定権はGoogle側にあります。この前提を理解しておくことが、後述する仕様変更への対応や過度な期待を避けるうえで重要になります。

TechSuite株式会社の「AI検索パートナーズ」は、構造化データの技術実装を担う人材と検索意図の分解からコンテンツ設計を行う人材が同じチームで連携し、戦略設計から実装・検証・改善までを一気通貫で支援しています。

まずは10の観点で全体像を把握し、優先度をつけて確認していくのが近道です

なぜJSON-LDの実装でエラーが起きやすいのか?

なぜJSON-LDの実装でエラーが起きやすいのか?

JSON-LDのエラーの多くは、JSON構文そのものの些細な書き間違いと、必須プロパティの見落としという2つの原因に集中しています。この2点を優先的に確認することで、公開後のエラー表示を大幅に減らせます。

JSON構文のどこでミスが起きやすい?

JSON構文のミスは、閉じ忘れの波括弧や引用符、カンマの過不足、全角文字の混入といった細部で発生します。JSON-LDのオブジェクトはキーと値を半角のコロンでつなぎ、複数のペアは半角カンマで区切りますが、最後のペアにカンマを打ってしまうと構文エラーになります(出典)。全角スペースや全角記号がひとつ混入するだけでもパース処理は失敗するため、コピー元の文書からそのまま貼り付ける際は特に注意が必要です

ミスのパターン起きやすい原因対処法
末尾カンマの残存プロパティを削除した際にカンマを消し忘れる最後のペアの後にカンマがないか目視と検証ツールで確認する
波括弧・角括弧の不一致ネストが深い記述で開閉を数え間違えるエディタの対応括弧ハイライト機能を使う
全角文字の混入日本語ドキュメントからのコピー貼り付け貼り付け後に半角と全角を目視確認する
クォートの閉じ忘れ文字列中に引用符を含む値を記述エスケープ処理を行い検証ツールで確認する

必須プロパティと推奨プロパティの違いは?

構造化データには必須プロパティと推奨プロパティがあり、必須プロパティが欠けるとエラー、推奨プロパティが欠けると警告として扱われます(出典)。リッチリザルトとして表示させるには必須プロパティを満たすことが前提条件になるため、公開前に必ず解消しておく必要があります。実務では、警告はコンテンツ品質を高めるための改善余地として許容し、エラーは必ず解消するという優先順位で運用されています(出典)。

区分原因リッチリザルトへの影響優先度
エラー必須プロパティの欠落表示されない公開前に必ず解消
警告推奨プロパティの欠落表示される場合がある可能な範囲で改善

TechSuite株式会社の「AI検索パートナーズ」は、生成AIが引用・推薦する仕組みである構造化データやエンティティ認識、想定質問の分解といった技術的な観点からJSON-LDの設計を行い、構文レベルの精度と検索エンジン側の仕様変化の両方に研究とデータで追従しています。

構文と必須プロパティ、この2点だけでエラーの大半は防げます

AI検索パートナーズでは、
AIに”選ばれる”ための戦略設計から実行まで支援!

@typeやプロパティはどう選べば失敗しないのか?

@typeやプロパティはどう選べば失敗しないのか?

@typeは該当する最も具体的なサブタイプを選び、name・imageなどの必須プロパティを型ごとに満たすことが基本です。加えて、ページに実在する情報だけをマークアップし、過剰な設定を避けることも同じくらい重要になります。

@typeはどこまで具体的に指定すべき?

ローカルビジネスであれば、可能な限りRestaurantなどの具体的なサブタイプを指定し、該当するものがない場合にのみLocalBusinessで代替するのが推奨されています(出典)。schema.orgには数百種類の型が存在するため、まずページの種類から逆引きして候補を絞り込むことが、実装の迷いを減らす近道です

ページの種類推奨される@type備考
企業情報ページOrganizationロゴ画像は112x112px以上、svgは不可
商品ページProductname・imageは必須、offersにpriceが必要
店舗ページRestaurantなど具体的サブタイプ該当なしの場合はLocalBusinessで代替
記事ページArticle著者名・公開日を明示する
よくある質問ページFAQPage2023年8月以降は表示対象が限定的

表示されていない情報はマークアップできる?

ページに記載がない内容をマークアップすることはできません。FAQのコーナーが存在しないのにFAQPageを実装したり、監修者欄がないのに監修者情報を記述したりすることはガイドライン違反にあたり、違反した場合は手動による対策の対象になりうります出典)。JSON-LDはHTMLの本文とは独立して記述できるため、ユーザーに見えない情報を検索エンジンだけに見せる悪用が可能な構造になっている点にも注意が必要です(出典)。

ページ内容とマークアップの整合性を確認するためのチェックです。

  • FAQPageは実際にFAQコーナーが存在するか
  • reviewは実在するレビューのみを記載しているか
  • priceは実際の販売価格と一致しているか
  • 著者名や監修者はページ上で実際に表示されているか

過剰な設定はスパム判定されない?

必要な型を必要な分だけ実装するのが原則で、実態と異なる評価や存在しないレビューを盛るような水増しはスパム判定のリスクになります。露出を増やしたいという意図で複数の型を無関係に重ねて実装すると、過剰設定としてガイドライン違反に近づいてしまいます。ページの本来の目的に必要な型だけを、必要な範囲で実装することを心がけましょう。

画像やURLの形式で注意すべき点は?

Organizationのロゴ画像は112x112px以上で、jpg・png・gifのいずれかの形式を使い、svgは不可とされています。加えて画像URLはクローラーがアクセスでき、インデックス可能な状態である必要があります(出典)。Product型ではname・imageが必須プロパティとなり、さらにoffers・review・aggregateRatingのいずれかを含む必要があり、offersを使う場合はpriceの記載が必須になります。レビューが複数存在する場合は、平均評価と総数を示すaggregateRatingが必須になる点も見落としやすいポイントです(出典)。

プロパティ必須/推奨備考
name必須商品名を正確に記載
image必須実在する商品画像のURL
offers.price必須(offers使用時)実際の販売価格と一致させる
aggregateRating複数レビュー時は必須平均評価と総数を明示
review推奨個別レビューの詳細情報

TechSuite株式会社の「AI検索パートナーズ」は、業種や商材、取り扱う情報の種類によって最適な@typeやプロパティの組み合わせが異なるという前提のもとで、サイトごとの構造や運用体制のボトルネックを特定し、個別に設計から実装の伴走まで行っています。

型選びと実態の一致、この2つを守ることが安全な実装への近道です

AI検索パートナーズでは、AI検索の専門知識と支援実績を持つ専任コンサルタントが、AIに“引用される・選ばれる”ための戦略設計からコンテンツ最適化、効果測定・改善まで一気通貫でご支援いたします。
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実装場所やコードの書き方で気をつけることは?

実装場所やコードの書き方で気をつけることは?

JSON-LDはscript要素にtype属性application/ld+jsonを指定し、head内またはbody内にまとめて記述するのが基本です。あわせて、JavaScriptによる後からの挿入やCMS・プラグインによる重複出力にも注意が必要です。

scriptタグはどこに書き、何に注意する?

JSON-LDはHTMLの本文と分離してhead内やbody内にscriptタグとして記述できる点が、Microdata・RDFaに対する大きな利点です。3つのシンタックスのうち、JSON-LDはHTMLと分離して保守できるためGoogleが最も推奨する形式とされています(出典)。一方でJavaScriptによって後からJSON-LDを挿入する場合は、クローラーがレンダリングを実行するタイミングによって内容を正しく取得できないことがあり、CMSのテンプレートとプラグインが同じ型を重ねて出力してしまう重複にも気をつける必要があります。同一ページに同じ@typeのオブジェクトが複数出力されていないか、@idや@graphを使って関連付けが正しく行われているかも確認しましょう。

コードが肥大化しないためにはどうする?

JSON-LDはコンテンツとは別にオブジェクト内へ情報を記述するため、同じ内容がHTML内に二重で登場し、コードが肥大化してページの表示速度に影響する場合があります(出典)。実装手段としてはECシステムの標準機能、テンプレート側での直接記述、Google Tag Managerを使った記述の3通りがあり、サイト規模や更新頻度に応じて選ぶことでコードの肥大化と保守コストを抑えられます出典)。

実装手段向いているケース注意点
ECシステムの標準機能商品数が多く更新頻度が高いEC出力仕様がシステム依存で柔軟性は低い
テンプレートへの直接記述CMSでページ構成が固定的なサイトテンプレート修正時の重複出力に注意
Google Tag Manager複数サイトを横断管理する場合タグ発火条件のミスで意図しない重複が起きやすい

実装中に確認しておきたい技術面のチェックです。

  • script要素のtype属性がapplication/ld+jsonになっているか
  • 同一ページで同じ@typeが重複出力されていないか
  • @idや@graphで複数エンティティが正しく関連付けられているか
  • JavaScriptで後から挿入する場合はレンダリング後の内容を検証したか

TechSuite株式会社の「AI検索パートナーズ」は、AIを活用した高度なコンテンツ制作の仕組みを「バクヤスAI記事代行」事業で培っており、その制作エンジンとナレッジを構造化データのテンプレート設計や重複チェックの効率化にも転用し、高品質な実装を高速に整えられます。

記述場所と重複出力、この2点を見落とすと表示速度にも影響します

FAQ/HowToの仕様変更にはどう対応すべきか?

FAQ/HowToの仕様変更にはどう対応すべきか?

2023年8月以降、GoogleはFAQPageのリッチリザルトを政府機関や医療機関など一部の権威あるサイトに限定し、HowToのリッチリザルト表示を終了しました。そのため一般的な企業サイトでは、FAQPageやHowToを実装してもリッチリザルトとしては原則表示されません。

2023年8月の仕様変更で何が変わった?

この仕様変更によって、これまでFAQPageのマークアップで検索結果にアコーディオン形式のリッチリザルトを表示できていた一

監修者情報

TechSuite株式会社
COO AI×マーケティング事業統括

倉田 真太郎

大学在学中よりWEBディレクターとして実務経験を開始。生成AI活用型SEO記事代行事業を立ち上げ、同カテゴリ内で市場シェアNo.1を獲得。同サービスで30,000記事超のAIライティング実績。0から1年間で月間300万PVのメディアを立ち上げ、月間1億円超の売上創出に寄与した経験を有する。

AI検索パートナーズでは、AI検索の専門知識と支援実績を持つ専任コンサルタントが、AIに“引用される・選ばれる”ための戦略設計からコンテンツ最適化、効果測定・改善まで一気通貫でご支援いたします。
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